詩伝

二人の女神の困った事態

アフロディーテの 杜撰な仕事 気侭な記録 は
いつもアテナを悩ませる。
今日も今日とて例の件で、アフロディーテを見つけて質す。

「まぁ!アフロディーテ。またやったわね。
 これでは何を如何してどう出来たのか、
 他人にゃサッパリ分からないじゃない?」

アフロディーテ、答えて曰く。
「だってそんなの書いてるうちに
 チャンスは逝ってしまうものよ。
 出来なきゃ結局意味ないじゃない?」

アテナも負けずに更に質す。
「他の誰にも理解されなきゃ
 結局誰にも出来ないってことでしょ?
 これを技とは認めないわ。」

「まぁ!」と頬を膨らせて、アフロディーテは黙ってしまった。
美と閃きの女神さまも、今度ばかりは分が悪そうだが...

やがて小声でボソッと言った。
「信じてするから出来るものなのに、アテナは疑り深すぎる...」

産業と科学の女神 アテナは呆れ顔で困った。


テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/04/02(水) 19:52:18|
  2. | コメント:2
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コメント

こんばんは。

神々の世界も、色々あるのですね(笑)
  1. 2014/04/03(木) 19:35:06 |
  2. URL |
  3. 月夜野 #-
  4. [ 編集 ]

月夜野さんへ

月夜野さん、こんばんは。
この詩は今話題のSTAP細胞論文捏造疑惑の件を題に取ったものです。
ギリシャ神話の世界でならこの件は主にアテナの領域で扱われるものしょうが、
ことが啓示や閃きといった芸術的?センスを要するものであるならばアフロディーテの管轄ともなります。
そこでこの二人の女神ならば、それぞれの立場でこの件に対してどのように振る舞うであろうか?という、
一種の思考実験として書いてみました。
お楽しみいただければ幸いです。
  1. 2014/04/03(木) 19:49:14 |
  2. URL |
  3.  詩伝 #MKj1/RtQ
  4. [ 編集 ]

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