詩伝

或る音楽家の人生に

エレガンスは夢を見させ、
忠実なる学徒はユートピアの住人となる

いつしかそれも夢だと知れば
自ら楽園を後にし
今度はリアリズムの旗印の下、
情熱的な悪夢を旅する

気が付けば、いずれもが夢の中で
夢と同じく不動に至れず
変遷し、流転した志を見て

成長とも退化とも呼びたくなければ
ただ変化として受け取るのみ

反省は、その歩みが止まった後で


テーマ:誰かへ伝える言葉 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/10/04(土) 19:58:07|
  2. | コメント:0

依代から覚醒めを得る瞬間

なりたいものや
作りたいもの

理想とする
それらを象徴(あらわ)す依代が
巧く出来たと思える安堵に

その瞬間、垣間見える
本来の自分の願望

遠い記憶の純粋な
決してこの世で叶わぬ夢の
蓋を開けば心は乱れて

あまりにそれは非現実で
あまりにそれは本質だから


テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/10/05(日) 22:51:33|
  2. | コメント:0

天衣無縫な神の子の創造

彼は普通に自分を神だと思っている

我々がある瞬間しか思い出せないあの感覚で
あらゆることをサクッと捌く

それは全体から見たパーツの見事な扱い様

彼はおそらく完成図を想わずに
刻々、創造しては壊し
また作りかけては次の瞬間、終了する

いつかの時点でそれは完成していたらしいが
この残骸は、もうよいのだそうだ


テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/10/06(月) 23:33:20|
  2. | コメント:0
前のページ 次のページ

プロフィール

 詩伝

Author: 詩伝
 ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム

フリーエリア

  ブログランキング・にほんブログ村へ

PV (Since 2014 Jan. 20)