詩伝

スポーツジムにて


黒々と林立するマシン群

多彩な姿をしたそれらは
鍛えるべき筋肉の数だけ種類がある

日頃、忘れられていた存在の多さを
今更ながらに突きつけられて

脇目もふらず、黙々と
己が作業に没頭する人々

飽食への贖罪に訪れた巡礼たち


テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/05/04(日) 17:34:08|
  2. | コメント:0

息に潜む声

夜明け前、
悲鳴のような音で目覚めた

何の音だ?
耳をそばだて聴き入れば

微かに戸を揺らす風の音
暁烏たちの最初の点呼
夜啼鶯(ナイチンゲール)は絶好調で
人の気配まだ全くない

気の所為だったか...
再びゆるい眠りに戻れば
己が寝息の吐き際の
終端部にあの周波数を聴く

あぁ、そうだったか..
少し気が張ってたようだな


テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/05/05(月) 09:38:01|
  2. | コメント:0

ラリューとプヤーナ ; バッハのソナタ

フルートとチェンバロなのに
互いに全く配慮を求めず
頑固なまでに同じやり方

質実剛健、外連味なし
主従も対立も存在しない
完全対等調和型ユニット

それゆえに、展開も自ずと知れるが
分っていてもこれは面白い
何処まで行ってもズレないブレない

フランス人とインド人だけど
二人は同じになろうとしたのか
お互いとバッハを信じて預けた個性

Philipsのエンジニアも
二人のこの演奏ならば、不自然承知(*)
チェンバロ越しに録るしかなかったのだろう


* フルートとチェンバロではプヤーナの用いたモダンチェンバロを以ってしても
  それぞれの楽器間で圧倒的な音量差があり、
  対等に聴かせるためには電気的なバランス調整が必要になるということ。

テーマ:詩・ことば - ジャンル:小説・文学

  1. 2014/05/05(月) 17:26:45|
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